校長より
Greeting
本校は、病弱部門と肢体不自由部門を併設した特別支援学校として、隣接する南岡山医療センターやその他関係諸機関との連携をもとに、多様な教育的ニーズのある児童生徒に対して幅広い教育活動を展開し、自立と社会参加の促進を図り、共生社会の実現を目指すことがミッションだと考えています。
本校の歴史は、昭和26年に国立岡山療養所(現 独立行政法人国立病院機構南岡山医療センター)において、入院中の子どもたちに対して補習教育を行ったことが源とされており、昭和49年に県内初の病弱養護学校として開校しました。平成8年に肢体不自由部門が併設され、病弱部、肢体不自由部、訪問教育部、派遣学級の4部からなる現在の枠組みになりました。
近年は医療的ケア児の在籍数が増加してきており、中には人工呼吸器等の高度な医療的ケアを必要とする児童生徒も在籍し、県内最大規模で医療的ケア児の教育を担っています。
今年度は創立50周年を迎えます。ますます多様化する児童生徒に対する教育を充実させていくとともに、地域のセンター的機能としての役割もしっかりと果たし、地域や保護者の皆様の信頼に応えることのできる学校づくりを進めて参ります。
今後とも、本校教育の推進にご支援を賜りますようお願い申し上げます。

教育目標・方針
Educational goals and policies
- 教育目標
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- 障害による学習上又は生活上の困難を克服して、明るく強く生きる人間を育てる。
- 知性を磨き、人との関わりを大切にしながら心情豊かに生きる人間を育てる。
- 個性を生かし、主体的に生きる力を身に付けて、社会参加できる人間を育てる。
- 教育方針
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- 基礎・基本の確実な定着を図り、一人一人のニーズに応じた教育的支援の充実を図る。
- 豊かな体験や感動を重視し、自立への知識・技能・態度を養う。
- 家庭、地域、医療・福祉機関等との連携を密にする。
校訓
School motto
- 「希望」 「友愛」 「自立」
- 本校では、「希望(あかるく)」「友愛(なかよく)」「自立(いきいきと)」の校訓のもとに、児童生徒一人一人が個性を生かし、主体的に生きる力を身につけて、社会に参加できることをめざして頑張っています。
めざす学校像
Aiming school image
- めざす学校像
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ともに学び、ともに成長を喜び合える学校
- 児童生徒が、思いや考えを伝え、生き生きと学ぶ学校【特別支援教育の充実】
- 授業力向上に努め、家庭や地域社会に信頼される学校【専門性の向上】
- 医療、福祉等と連携することで、児童生徒の学びを支える学校【支援体制の構築】
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沿革
昭和26年9月 国立岡山療養所内(現独立行政法人国立病院機構南岡山医療センター)で子どもに対する補習教育が療養中の教師の手で始まる 昭和35年1月 国立岡山療養所内での医教協力による補習教育が都窪郡早島町立早島小学校・中学校の特殊学級(王山学園)として認可 昭和45年4月 王山学園を都窪郡早島町立早島小学校・早島中学校の分校(王山学園)として認可 昭和48年4月 岡山県立(病弱養護)学校開設準備事務局を岡山県立烏城高等学校内に設置 昭和49年1月 岡山県立早島養護学校設置 昭和49年3月 第1期工事完成 昭和49年4月 岡山県立早島養護学校開校(病弱部/小・中学部) 昭和49年6月 開校記念式挙行(6月5日) 昭和50年4月 国立岡山療養所 つくし病棟に派遣学級(重心部)を設置 昭和51年4月 病弱部に高等部を設置 昭和53年3月 屋内体育館完成 昭和54年4月 在宅訪問教育(小・中学部)開始 昭和56年3月 第2期工事(玄関・事務室・特別教室増築)完成 昭和57年11月 第4回中国・四国地区病弱虚弱教育研究岡山大会開催 昭和59年11月 創立10周年記念式挙行 平成3年10月 第32回全国病弱虚弱教育研究連盟研究協議会(岡山大会)開催 平成5年3月 スロープ完成 平成6年1月 病弱部に通学生受け入れ開始 平成6年4月 創立20周年記念式挙行 平成8年3月 病弱部校舎改修・増築・肢体不自由部棟完成 平成8年4月 肢体不自由部開設 スクールバス(Aコース〈倉敷南まわり〉,Bコース〈倉敷北まわり〉)運行開始 学校給食開始 平成8年6月 肢体不自由部開設記念式挙行(6月5日) 平成9年4月 文部省指定交流教育地域推進事業推進校(9~10年度) 平成11年4月 高等部訪問教育試行的実施 平成12年4月 高等部訪問教育開始 平成13年4月 文部科学省指定特殊教育研究協力校(13~14年度) 学校評議員設置試行事業試行校 平成13年8月 第23回中国四国地区病弱虚弱教育研究岡山大会開催 平成14年4月 派遣学級(重心部)に高等部設置 スクールバス(Cコース〈児島・妹尾方面〉)運行開始 学校評議員設置 学校自己評価開始 平成15年12月 新体育館完成 平成17年7月 肢体不自由部増築棟(北棟・渡廊下)完成 平成18年1月 創立30周年記念式挙行 平成20年3月 ハイブリッド型発電システム完成 平成20年4月 スクールバス(Dコース(総社方面))運行開始 平成22年4月 学校名を変更。新学校名「岡山県立早島支援学校」 平成22年8月 第32回中国四国地区病弱虚弱教育研究岡山大会開催 平成26年6月 創立40周年記念式挙行、記念コンサート開催 平成30年4月 文部科学省医療的ケア実施体制構築事業岡山県モデル校(30~31年度) 平成31年2月 文部科学省医療的ケア実施体制構築事業成果報告会開催 令和元年8月 第41回中国四国地区病弱虚弱教育研究岡山大会開催 令和2年3月 南棟長寿命化改修工事完成 歴代校長
初 代 杉本 王治 昭和49年1月1日就任 二 代 白神 忠市 昭和54年4月1日就任 三 代 藤田 天一 昭和58年4月1日就任 四 代 杉原 仁士 昭和61年4月1日就任 五 代 川野 治朗 平成2年4月1日就任 六 代 平井 保男 平成5年4月1日就任 七 代 柏木 寿夫 平成7年4月1日就任 八 代 平本 尚志 平成10年4月1日就任 九 代 綱島 四郎 平成12年4月1日就任 十 代 岡田 壽 平成15年4月1日就任 十一代 阿部 眞守 平成18年4月1日就任 十二代 中野 隆重 平成20年4月1日就任 十三代 津田 秀哲 平成24年4月1日就任 十四代 髙橋 章二 平成28年4月1日就任 十五代 平松 裕史 平成31年4月1日就任 十六代 久本 晃司 令和5年4月1日就任 -
作詞:創立20周年記念事業 実行委員会校歌作成係
作曲:山縣 武之※ご利用のブラウザでは再生できない場合があります
- 朝日に映える 丘の上 元気な声が こだまする
いまを生きる よろこびを 友と明るく 語り合おう
早島支援 ひびき合う心 - みどり輝く 王山の 清きいぶきに 包まれて
励まし合い 助け合って 力いっぱい 歩いていこう
早島支援 あふれる笑顔 - 遙かにのぞむ 瀬戸の海 そよ吹く風も 心地よく
大きな夢を ふくらませ 希望の光を かかげながら
早島支援 輝くひとみ
- 朝日に映える 丘の上 元気な声が こだまする
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原形は円を基本とし、健康推進と円満なる人格の形成を願う意味である。
の形は早島養護の頭文字をローマ字でH・Yと配し、特にHは心身の健康(ヘルス)をめざす医療と教育の共通目標をあらわし、Yは医・教の双方が協力一体となり子どもを支えあげようとしていることを形どったものである。中央にはしっかりと大地をふみしめ、大空に向かって両手を挙げ、力強く伸びあがろうとしている子どもの姿を象徴した。
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通学区域
病弱部 岡山県全域 肢体不自由部 岡山市のうち中山・高松・吉備・妹尾・福田・興除・足守・藤田・灘崎中学校区、倉敷市(玉島東・玉島西・玉島北・黒崎・船穂・真備東・真備中学校区を除く)、玉野市、早島町 訪問教育 倉敷市(玉島東・玉島西・玉島北・黒崎・船穂・真備東・真備中学校区を除く)、玉野市、早島町、岡山市のうち灘崎中学校区 派遣学級 南岡山医療センターつくし病棟に入院していること スクールバスの運行経路
- Aコース (水島発 倉敷南回り)
- Cコース (児島発 妹尾回り)
- Bコース (イオン倉敷発 倉敷北回り)
- Dコース (高松発 庭瀬回り)
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